ルイス・エンリケ=(グアルディオラ+マルティーノ)÷2【第3節】バルセロナ2-0ビルバオ
リーガ第3節、バルセロナがホームに宿敵Aビルバオを迎えた試合は、バルセロナが一方的に攻めながらもビルバオも守備陣が耐えて無得点のままこう着状態が続いたが、後半、サンドロの激しいプレスからボールを奪い、ネイマールのゴールでバルセロナが先制すると、ネイマールがさらに1点追加してバルセロナが2-0で勝利した。
グアルディオラ<Lエンリケ<マルティーノ
今シーズンからLエンリケ監督が就任したバルセロナは、システムこそ昨シーズンと同じメッシが偽9番の4-3-3だが、昨シーズンのマルティーノのように縦へロングパスは少ない。 ボールポゼッションは高いが、グアルディオラ時代のこれでもかというほど細かいパスをつなぐわけでもない。 多くの選手がボールに絡みながら、FWだけでなくMFやSBが開いているスペースに走りこんで相手を崩していくようにシンプルだが積極的なプレーが目立つ。中盤のラキティッチがチームを変える
ビルバオもCLに出場するほどの強豪だが、この日のバルセロナのボールポゼッションは59%とたいしたことはないが、ゴールチャンスはバルセロナの9回に対してビルバオはわずか2回と完全に圧倒した。 この理由は新加入のラキティッチにあった。 4-5-1のビルバオは左SHのムニアインがバルセロナの右SBのモントーヤに、左SBのバレンシアガやCBのラポルトがFWのペドロをマークする。
ラキティッチのマークは中盤のミケルリコやイトゥラスペがつくが、ラキティッチはあえてサイドに目一杯広がると、ミケルリコらがそのままついていくと偽9番のメッシがフリーになってしまうため、つくことができない。
ラキティッチがフリーになれば左SBのバレンシアガが慌てて対応することになる。その結果、前線にスペースができるので、ペドロやモントーヤが上がって右サイドを簡単に崩してしまった。
切り替えの速さの復活とラキティッチによる守備範囲の広がり
バルセロナは93-94シーズン以来となる3試合無失点と好調だが、この要因は、グアルディオラ時代のボールを奪われたら相手陣内でもすぐにプレスをかける積極的な守備が復活したからだろう。 これはペドロ、ムニル、ネイマールらのFWがよりゴールに近い場所でプレーするようになった結果、ボールを奪われてもすぐに守備に入れるようになったので、メッシの負担を軽減させている。
先制点の場面でも相手のCBに途中出場のFWサンドロがプレスをかけた結果、相手のパスミスを誘い、ゴールを奪っている。
もう1つは中盤のラキティッチの守備範囲だ。
昨シーズンまではシャビ、イニエスタ、セスクも運動量は豊富でも守備的ではなかったため、後方に抜けたボールはブスケッツがすべて担当しなければならなかった。それが今シーズンはラキティッチがボランチまで下がって守備に入るため、ボールの取る範囲が広くなった。これによってブスケッツも従来は中盤中央のみを守っていたのが、ラキティッチとダブルボランチのように守備範囲が広がった。
豊富な運動量が必要なため、怪我なく続けられる事が重要なポイントとなるが、今シーズンは代表の大きな大会がない事や、各ポジションに控えがいることなどから、優勝が十分期待できる。
